スウェーデン留学体験記⑬交換留学(ストックホルム大学)

Hej! スウェーデン語専攻4年のtusenです。前回はfolkhögskolaへの留学についてでしたが、今回は大学の交換留学についてご紹介します。

基本情報

🗓️留学期間:2023年8月〜2024年6月
🏫留学先:Stockholms Universitet(ストックホルム大学)
✏️コース:Institutionen för Asien-och Mellanösternstudier(アジア・中東学部)
💰費用:寮費 5000kr/月(光熱費・水道代込) その他にも渡航費や保険、食費、娯楽費などがあり、合計200万円ほどかかったと思います。また、交換留学なので阪大に学費を納めなければいけませんでした。ただ、大学留学の場合は奨学金の申請ができるので、(奨学金の種類にもよりますが)出費の約半分はそれで賄えることができました。

留学先の環境

・ストックホルムについて
スウェーデンの首都であり、北欧の中でもっとも人口が多い都市です。街並みは美しく、「世界一美しい首都」や「北欧のヴェネツィア」といった異名があります。ガムラスタンやストックホルム宮殿など、歴史を感じさせる人気の観光スポットが多いのも特徴です。また、博物館や美術館も数多くあり、文化的な魅力にもあふれています。 交通機関も充実しており地下鉄やバスが整備されているので、市内の移動はとても便利です。特に地下鉄の駅にはそれぞれ異なるアート作品が施されており、移動自体がひとつの楽しみでもありました。全体的に生活で困ることはなく、暮らしやすい環境だと思います。

・ストックホルム大学について
大学のキャンパスはいくつかあり、私がよく利用していたのはFrescatiというところです。中心部から地下鉄で10分、住んでいた寮から徒歩圏内とアクセスはとても良いです。Frescatiは広大で緑豊かな環境が特徴で、自然に囲まれた中で学びやすい雰囲気がありました。 授業に関しては、留学生向けのものから興味あるものを選んでいました。私はスウェーデンの文化や歴史に興味があったので、Swedish History of IdeasやArt, architecture and visual culture in Swedenなどを履修していました。 また、授業は講義とセミナーという2つの形式で行われます。前者は日本の大学のように先生が話している内容を聞き、後者はディスカッションやフィールドワークなどを通じて、積極的に意見を交わす機会が多いです。講義形式の授業でもグループワークの時間が取られることがあるので、常に自分の意見を持つことを意識していました。毎授業、予習の段階で論文2、3本を読むように課せられ、そのときに授業のテーマに沿って自分の意見を用意するようにしていました。

留学生活について

休みのときには言語カフェという交流会に参加したり、旅行に行ったりしていました。ここでは言語カフェについてご紹介します。 ストックホルム大学では様々な言語カフェがあります。大学に日本語学科があるので、日本語カフェもあります。そこで私はコーディネーターとして、日本語を学ぶ学生とよく会話していました。言語カフェでは、学生同士で気軽に話すことができるので、日本語を学ぶ学生と日本の文化や日常生活について話していました。また、スウェーデン語カフェにも参加し、こちらではコーディネーターとは逆の立場の学習者として、現地の学生とフランクに会話を楽しみました。言語カフェは授業とは異なり、リラックスした雰囲気でFikaしながら学生同士が会話する場なので、言語学習だけでなく、異文化交流も楽しむことができました。 この交流会がきっかけで、今でも連絡を取り合うくらい仲の良い友人をたくさん作ることができました。言語カフェのような授業以外の場での交流会は、留学中の心の支えにもなると思うので、もし機会があれば参加してみるのをおすすめします!

留学を振り返って

交換留学は準備に時間がかかり、留学先でも苦労することは多いですが、その分得られる経験や学びは非常に貴重で、人生の中で大きな財産となります。語学面では完璧ではないものの日々成長を感じられましたし、それ以外の面では異文化に触れながら、多様性を尊重する大切さや柔軟な考え方を養うことができました。こうした経験は、今後どんな場面でも活かせる貴重なものだと感じています。もし留学に行く機会があれば、ぜひ行ってみてください!

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。Tack och vi ses!

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