スウェーデン留学体験記② フォルク・美術コース

Hej!
はじめまして、スウェーデン語専攻4年のChihiと申します。
私が半年間通ったフォルクを紹介させていただきます!

基本情報

📅留学期間:2023年1月〜2023年6月
🏫留学先:Kyrkeruds folkhögskola
✏️コース:Terminskursen(半年コース)
💲留学費用:
・寮費  5430kr/月(シャワートイレ付個室の場合。平日は朝昼晩食事付!)
・材料費 約1000kr/半年
・他生活費 約10000kr/半年
・旅行費・航空費
合計はおそらくたぶん約200万円くらい(+α 日本での買い出し)

フォルク(学校)について

・湖のほとり、という言葉がこれ以上ないほど似合います。森、風、湖、雪、自然!空気がおいしい。
・首都ストックホルムからバスでざっと6時間、最寄りのオールイェングという街につきます。スーパー、日用品、お酒屋さん、薬局など基本的なお店は揃います。ミニマムで素敵な街。そのオールイェングから車で10分走って学校に到着。ギリ歩きでもいけます。私は学校の自転車を借りて乗り回していました。
(ちなみに、お隣ノルウェーの首都オスロへはバスで2時間。ストックホルムより圧倒的に近いです。)

・コースは→①一般②陶芸・彫刻③絵画・グラフィック④半年コース(Terminskursen)⑤(サマーコース)
があり、すべてあわせて60人程度で、全員名前を覚えられるくらいのちょうどいい人数です。老若男女・十人十色です。
・先生たち・事務員さんたちがとにかく全員やさしい。もちろん各分野のプロが集結しているので、授業はとても勉強になります。そのうえ、私の拙いスウェーデン語もしっかり聞いてくれて、何か提案や相談をした時はすぐ行動にうつしてくれます。
・食事→平日の朝昼晩(金曜晩以外)食事がでます。回数は多いほうかもしれないです。ビュッフェ形式でとてもおいしいです!
・もちろんというべきか、私のような留学生はまずいません。ほぼスウェーデン語ネイティブしかいません。私は実はなかなか適応できず落ち込むことも多かったけど、まあなんとかなったので、なんとかなります!(?)
・皆が好きなものをあまりに純粋に追求するので、我慢せずに思いっきりやりたいことやっていいんだと感動すらする環境です。

半年コースについて

『あらゆる美術をつまみ食いできるコース!』
・授業内容→油彩、水彩、陶芸、石膏、ガラス、デッサン、版画、シルクスクリーン、羊毛フェルト、写真etc、週替わりで取り組む!それぞれ専門の先生がいるので先生も週替わりです。1週間の流れは、先生の説明日→個人作業期間→作品発表日 が定番です。
・人数は15人ほど。老若男女が集まる。芸術だいすきで気さくなひとばかり。
・雰囲気→先生は個別にまわってきてくれ、作業中でも気兼ねなく質問ができます。途中で少し歩きに出たり、音楽を聴きながら作業は当たり前。
・食事やフィーカ(コーヒー休憩)、普段の生活は一年コースの面々や先生とごちゃ混ぜで自然に顔と名前を覚えます。途中から入ったからなじめないなんてことはまったくないです!

イベント

●遠足
3コース合同日帰り遠足。オスロのヴィーゲラン彫刻公園に加え、国立美術館にも行きました。バスの中でランチしたり、コーヒーを飲んだり。

●日本ウィーク
先生の提案で、私が企画・制作した一週間。日本の伝統工芸の紹介ポスター、折り紙ワークショップ、日本の映画・小説の鑑賞会、食堂でお好み焼きを作り皆に提供など、貴重な体験をさせていただきました。日本人はひとりだけど、ひとりじゃ絶対できなかった。ここでもKyrkerudの皆の優しさを実感しました。

●春の展示会
学校が数日間開放され、一般のお客様も見に来れる催しです。各々作品を展示したり、バザーで作品を売ったりできます!

日本では絶対に得られない経験をたくさんさせてもらえました。日本で忙しくしているとつい忘れてしまうけれど、自分は芸術が好きで、芸術といっしょに生きていきたいことを思い出させてくれました。この学校の環境と人びとに出会えたからこそ。数ある学校の中で、Kyrkerudに行けて幸せでした!留学してよかった!
長々と失礼いたしました!拙い文章を読んでくださり本当にありがとうございました。この先も、同期が個性豊かな留学記録を載せてくれます。
そちらもぜひぜひご覧ください!!Tack och vi ses!

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