Hejsan! エマ&Sakanaです。2023年1月〜2023年6月までBäckedals Folkhögskolaのテキスタイルコースに留学していました。半年留学の私たちの留学についてご紹介します。
基本情報
🗓️留学期間:2023年1月~2023年6月(学校自体は6月に終了しましたが、旅行で8月までいました)
🏫留学先:Bäckedals Folkhögskola
✏️Textil-hantverk, historia, hållbarhet(テキスタイル – 工芸、歴史、サステナビリティ)
💰留学費用:寮費約5000kr/月(土日、平日3食+1日2回のFika)
飛行機代・保険代・材料費・休暇の旅費等含めて全体で100~130万円程度かかったと思います。
留学先の環境
学校はスウェーデン中部、Härjedalen地方のSveg スヴェーグという町のはずれに位置しています。人口2500人ほどの小さな町でしたが、冬季はスキー旅行者が行き交う場所です。町の中心部には「世界一巨大な木製クマ」が鎮座しており、シンボルマークになっています。5月でも雪の降る地域で、学校に隣接する森はスウェーデン軍の軍事演習が行われるほど広大でした。
フォルクについて
ヴァイキング時代が好きな人には有名な学校だそうで、開設されている各種コースでは伝統的な技術が学べるということで、多くのヴァイキングマニアが集まっているのが印象的でした。他の学校の例に漏れず非常にゆったりとした時間が流れる学校で、町はずれにあることもあってか、独特の空気感を醸していました。学校の規模が小さく、コースを越えた交流が多かったのも特徴で、個人的には校内で会う人はみんな知り合い、誰でも挨拶!という雰囲気が好きでした。
コースについて
テキスタイル全般の技術を学ぶコースです。織物、編み物、刺繍はもちろん、毛糸紡ぎや麻から麻糸を作る方法まで、日常生活では出会うことのなかったろう知識をたくさん学びました。日本語でさえ持たないようなスウェーデン語彙が頻繁出てくるのには苦労しましたが、それですら面白かったです。コースの人数は9人と少なく、比較的年齢層が若めのクラスメイト達でした。
学びについて
スウェーデン語という側面からは、半年でも大きな進歩を感じています。始めはスラングや会話のテンポからスウェーデン人の笑いのツボまで、スウェーデン語の海に投げ込まれるとはこういうことかと、溺れないように必死に足掻くので精一杯でしたが、もう1人で海岸まで渡れるくらいにはなったのではないでしょうか。周囲のスウェーデン人達も「話の通じ方が段違いだ」と成長を褒めてくれました。
また留学の目的の一つだった「スウェーデン人とスウェーデン語で新しいことを一緒に学ぶ」ということが達成できたうえ、テキスタイルの世界に足を踏み入れたことで趣味が増えたのもよかったなと思っています。
留学を振り返って
異文化コミュニケーションの本質の一部みたいなものを理解した気がします。留学中、自分からは見えていないもの、分かっているのに表現できないこと、改めて考えずにはいられなかったこと…ずっと生きてきた日本や日本語の思考から出たことで発見したことや課題が山積みでした。
日本の日常から離れて、自分を見つめるいい機会になりました。学校にいる人と話して、その人の考え方を知って、いろんな考え方や生き方があると学べた半年でした。
留学で得た良縁は、今後も大事にしていきたいと思っています。
それではまた、Vi ses!!